この記事ではpythonを使用して、wavファイルやmp3ファイルなどの音声データをモノラルからステレオに変換したり、逆にステレオからモノラルに変換する方法について紹介します。
目次
はじめに
今回のプログラムではpydubというモジュールを使用します。
このモジュールはバージョンによってはデフォルトでインストールされています。もし、インストールされていなかった場合は、コマンドプロンプトやターミナルで
pip install pydubと実行し、インストールしてください。
モノラルとはチャンネル数が1の音声データのことであり、ステレオとはチャンネル数が2の音声データのことです。
このpydubを使用すれば、チャンネル数を指定するだけで簡単にステレオ・モノラル変換ができます。
また、wavファイルをmp3ファイルに変えたり、mp3ファイルをwavファイルに変えたりすることもできます。
ステレオからモノラルに変換
モノラルとはチャンネル数が1の音声データのことであり、ステレオとはチャンネル数が2の音声データのことです。
wavファイルの場合
from pydub import AudioSegment
sound = AudioSegment.from_wav("/Path/to/変換したいファイル名.wav")
sound = sound.set_channels(1)
sound.export("/Path/to/変換後のファイル名.wav", format="wav")※/Path/to/~ にはご自身の変換したい音声データファイルのパスを指定してください。また、windowsの場合はパスの区切りを、”￥”から”/”に変換してください。
mp3ファイルの場合
from pydub import AudioSegment
sound = AudioSegment.from_mp3("/Path/to/変換したいファイル名.mp3")
sound = sound.set_channels(1)
sound.export("/Path/to/変換後のファイル名.mp3", format="mp3")
モノラルからステレオに変換
wavファイルの場合
from pydub import AudioSegment
sound = AudioSegment.from_wav("/Path/to/変換したいファイル名.wav")
sound = sound.set_channels(2)
sound.export("/Path/to/変換後のファイル名.wav", format="wav")
mp3ファイルの場合
from pydub import AudioSegment
sound = AudioSegment.from_mp3("/Path/to/変換したいファイル名.mp3")
sound = sound.set_channels(2)
sound.export("/Path/to/変換後のファイル名.mp3", format="mp3")
その他
wavからmp3に変換
from pydub import AudioSegment
sound = AudioSegment.from_wav("/Path/to/変換したいファイル名.wav")
# sound = sound.set_channels(1)
sound.export("/Path/to/変換後のファイル名.mp3", format="mp3")※sound.set_channels()を使用して、チャンネル数を指定することもできます。
mp3からwavに変換
from pydub import AudioSegment
sound = AudioSegment.from_mp3("/Path/to/変換したいファイル名.mp3")
# sound = sound.set_channels(1)
sound.export("/Path/to/変換後のファイル名.wav", format="wav")
