[python] Requestsモジュール使用時に”urlopen error [SSL: CERTIFICATE_VERIFY_FAILED]”となるエラーの解決法

じょるブログ

電子工作やプログラミング関連の情報を発信している技術系ブログ

[python] Requestsモジュール使用時に”urlopen error [SSL: CERTIFICATE_VERIFY_FAILED]”となるエラーの解決法

投稿日:

  

実行環境

python3(jupyter notebook)

 

症状

Requestsライブラリーを使用してGETリクエストやPOSTリクエストを行おうとする際や、pipでモジュールをインストールしようとした際に

<urlopen error [SSL: CERTIFICATE_VERIFY_FAILED] certificate verify failed: unable to get local issuer certificate (_ssl.c:1056)>

というエラーが表示される。

  

原因

https通信はSSL/TLSを利用することで通信を暗号化してセキュアな通信を行う通信方法であり、このhttps通信を行う際にはサーバーの証明書のチェックが行われる。Requestsモジュールを使用して通信する際、certifiモジュールに記載されている証明書リストをもとにチェックが行われる。Requestsモジュールの古いバージョンでは、certifiモジュールではなく、Requestsモジュール自体に記載されている証明書リストを使用してチェックが行われる。

よって、Requestsモジュールが古いか、certifiモジュールが古いと証明書の認証に失敗し、上記のようなエラーが発生してしまう。

  

対処法

以下のコマンドでcertifiモジュールをアップデートする。

pip install --upgrade pip
pip install --upgrade certifi

上記のコマンドを実行してもエラーが解決しない場合は、以下のコマンドでRequestsモジュールをアップデートする。

pip install --upgrade requests

※python3 の場合はpipではなくpip3コマンドを使用する

※jupyter notebook使用時は、上記のコマンドを実行したらjupyter notebookを再起動する。

   

参考

https://dev.classmethod.jp/articles/how-to-manage-ca-root-certs-for-requets-library/

google ads




google ads




-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

ラズパイでスマートロック作ってみた⑤- スプレッドシートをICカードのデータベースとして使用する

    大学生の電子工作 ラズパイでスマートロック作ってみたの記事の⑤つ目の記事です。今回は、前回追加したICカードで鍵を開ける機能のアップデートを行いました。 具体的には、今までラズパイのプログラム …

RaspberryPiのセットアップ ② – SSH,VNC(遠隔操作)の設定とファイルサーバーの設定

 この記事では、前回の記事(RaspberryPiのセットアップ ① – 2種類のOSインストール方法と基本設定)に引き続き、ラズパイを遠隔操作するためのSSH・VNCの設定方法と、パソコ …

Pythonで音声解析 – 音声データの周波数特性を調べる方法

イヤホンをしていると家のチャイムが鳴ったことに気づかないことがあるのと、外出中に来客があったかどうかを調べるために、家のインターホンの音声データを認識させ、チャイムが鳴ったら自分にLINEを飛ばすプロ …

pythonで音声ファイルをモノラル・ステレオ変換する方法

この記事ではpythonを使用して、wavファイルやmp3ファイルなどの音声データをモノラルからステレオに変換したり、逆にステレオからモノラルに変換する方法について紹介します。    はじめに 今回の …

Alexa, Google HomeをRasberryPiと連携する

この記事ではスマートリモコンを作ってみたで作成した、スマートリモコンをAlexaやGoogle Assistantと連携するために利用した外部サービスについて記載します。     Amazon Ech …




関連記事